「葬式しない 墓もいらない」場合の費用は?|直葬について解説
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葬式もしないし、墓もいらないという方が増えています。
近年の少子高齢化の影響で、お墓を継ぐ人が減少し、同時に死生観も変化して、自分が死んでも葬式もいらないし、お墓もいらない、という思想が提唱されているようです。
しかし、その場合の費用はどの程度になるのでしょうか?
この記事では、葬式やお墓が不要の場合の葬儀費用について調べてみました。
葬式しない 墓もいらない場合はどうする?
まず、「葬式もしないし、墓もいらない」というものは、宗教学者の島田裕巴氏が提唱する、「ゼロ葬」というものです。
確かに、スマートライフが叫ばれている現代に合わせた、合理的な考え方だと思います。
しかし、残された人たちからすればどうでしょうか?
その場では、「本人の希望だから」と納得したとしても、後から「やっぱりお墓は立てるべきだった」と悔やむかもしれません。
故人と心穏やかに向き合える、お墓という場所があって欲しかったと、後悔するかもしれません。
もちろん、これは正解もなく、誰にも分からない問題です。
ただひとつ確かなことは、「遺骨は墓地以外に埋葬してはならない」と法律で決まっていることです。
例え自宅の庭であっても、遺骨を埋めるのは違法行為にあたります(ただし、家に遺骨を安置する手元供養は除く)。
自分がどんなお墓を望むのか、今のうちからじっくりと考えてみるのも良いかもしれません。
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葬式もしない、墓もいらないという場合の費用相場
葬式やお墓もいらないという場合、「直葬」という方法が行われることが一般的です。
「直葬」とは、通夜式や告別式などの儀式を行わず、ごく親しい方数名で火葬のみを行う葬儀のことをいいます。
なお、呼び方は違いますが「火葬式」も同様です。
一般的な葬儀では、1日目に通夜式、2日目に告別式と火葬を、大勢の参列者を招いて行いますが、直葬の場合では、亡くなった後ご遺体を安置してから出棺、火葬場へ移動して火葬を行います。
その際、火葬炉の前でご僧侶にお経をあげてもらい、お別れをします。
直葬の場合では、一般的な葬儀に比べ、費用を大きく抑えることが可能です。
一般的な葬儀(一般葬)の費用の平均は約200万円であるのに対し、直葬の平均葬儀費用は約40万円となり、かなりの差があります。
ただし、葬儀社の中には「10万円で直葬を行える」と宣伝している場合がありますが、その金額には必要な物品やサービスが全て含まれていないこともあります。
そうなると、追加で料金が発生することになり、トラブルに発展することもありますので、事前の確認が大切になります。
葬式もしない、墓もいらないという場合の費用相場まとめ
今回は、葬式やお墓がいらない場合の費用相場について解説しましたが、いかがでしたか?
今回の内容をまとめると、
葬式やお墓もいらない場合は、「直葬」を行う場合が一般的
直葬の場合だと、約40万円程度の費用が掛かる
となります。
葬式を行おうが、お墓を立てようが、結局は残された側の気持ちの問題です。
だからこそ、ご家族みんなが納得できる形の弔い方を選べると良いですね。
お墓がどうあるべきかに正解も不正解もない!
ただし、法律上で遺骨は墓地以外に埋めてはならないと定められている!